空港の「地上業務」を強化すれば、インバウンドはさらに増えるのだろうか?

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航空機が空港に到着してから出発するまでの間に行われる地上業務を担うグランドハンドリング。「人材不足」「事業者間の連携欠如」という課題を持つ同業界の現実とは。

業務省力化や効率化の取り組み

トーイングカー(画像:写真AC)
トーイングカー(画像:写真AC)

 グランドハンドリングは、さまざまな面でハードな職種であることから人材不足が深刻化しており、近年では先端技術を活用した

・業務の省力化
・効率化の取り組み

が行われている。

 国交省は、グランドハンドリング人材の採用拡大と離職率低下に向けた取り組みとして、

・航空専門学校
・グラハン各社
・空港会社
・空港事務所

との連携強化などで国内外のグラハン人材の裾野の拡大を目指している。また、空港を取り巻く環境の改善として、

・深夜・早朝時間帯の空港アクセスの向上
・空港周辺への住居確保

など、さらなる就業環境の改善が必要であるとの認識を示している。

 訪日外国人旅行者数の政府目標の達成に向けた国際線旅客の増加に対応していくためには、人材確保が極めて重要である。しかし、航空分野では生産性向上や国内人材確保の取り組みを進めているものの、即戦力となる航空専門学校の入学者数の

「定員割れが常態化」

しており、さらに、整備士の高齢化等による大量退職も喫緊の課題だ。また、外国人旅行者の増加で地方部の空港の人手不足も深刻化していく恐れがある。

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