バイクの「クラッチ操作」革命? ホンダの新機構「イークラッチ」がライダーの左手を解放する

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ホンダはこのたび、新たな二輪車用メカニズム「HONDA E-Clutch」を開発したと発表した。その可能性とは。

解放されるクラッチ

バイクのクラッチレバー(画像:写真AC)
バイクのクラッチレバー(画像:写真AC)

 実際、モーターサイクルのクラッチ操作は想像以上に左手に負担がかかる。

 短距離走行ならまだしも、1日500km以上の長距離ツーリングとなると、左手の疲労は相当なものになる。筆者(浅野良、フリーランスノンフィクションライター)も過去に1日1000kmの長距離走行を何度も経験しているが、そのときの左手の疲労は尋常ではなかった。

 例えば、こういうとき、左手をクラッチ操作から解放してあげるだけで、違和感なくかなり楽になる。現役のモーターサイクル乗りなら実感として理解できるはずだ。

 かつてホンダには乗りやすさを追求したオートマチックトランスミッションのモーターサイクルがあった。しかし、走行性能の面で違和感があったことなどから、普及には至らなかった。これに対してイークラッチは、仕様上のマイナス面がない。必要なければオフにできる。仮にオンになっていても、手動操作で無効にできる。これは極めて大きなメリットだ。

 必要に応じて乗りやすいスポーツモーターサイクル。操作性や操縦性への悪影響はほとんどない。これが市場でどう評価されるのか。同社は商品化について、

「趣味性の高いモデルから採用を開始する」

としている。

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