ライドシェア解禁は“子育て世代”にメリット? 米国ママに学ぶ、子ども同乗「ライドシェア」とは何か

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解禁論争が盛り上がるライドシェア。私たちの生活に想像以上の利便性や広がりを与えてくれる可能性もあるのではないだろうか。例えば、「子育て世代による子育て世代のための」サービスというのはどうだろう。

利用の基本は自己責任

若い子育て夫婦のイメージ(画像:写真AC)
若い子育て夫婦のイメージ(画像:写真AC)

 さて、ここでライドシェア最大の懸念部分に立ち戻ろうと思う。

「事故が起きた時の責任の所在」

だ。ましてや他人の子どもを乗せるとなると、事故は何より恐ろしい。

 もちろん、ライドシェアの解禁に当たっては、このあたりの指針が明らかにされると考えるが、この部分を過度に恐れているとライドシェアはもう前に進めない。お国柄もあるが、欧州などでは、それは

「自己責任」

だという考え方だ。車を運転する、車に乗車するということは、

「事故の可能性が皆無ではない」

ことを受け入れるということが前提なのだ。運転者に関しては乗車客からの評価を参考にするなどして、自己責任で利用するしかない。

 子育て世代による子育て世代のためのライドシェアサービスのみならず、ライドシェアについては、事故が怖い人は参入しない。利用しない。それが原則だ。

 無責任なことは軽々しくいえないが、ライドシェアサービスには、事故の可能性を踏まえたとしても、不便を便利にする。無理を可能にする、

「あきらめを希望に変える可能性」

がある。

 ライドシェアの問題を考えることをきっかけとして、リスクを超えて生活を潤し豊かにするアクションへと、一歩踏み出すことを前向きに考えてみてもよいのではないだろうか。

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