ライドシェア解禁は“子育て世代”にメリット? 米国ママに学ぶ、子ども同乗「ライドシェア」とは何か

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解禁論争が盛り上がるライドシェア。私たちの生活に想像以上の利便性や広がりを与えてくれる可能性もあるのではないだろうか。例えば、「子育て世代による子育て世代のための」サービスというのはどうだろう。

サービスのデメリット

ライドシェアのイメージ(画像:写真AC)
ライドシェアのイメージ(画像:写真AC)

 では、子育て世代による子育て世代のためのライドシェアサービスに、デメリットはないだろうか。

 もちろんある。前述したとおり、車内を汚されたり、傷つけられたりする可能性は大いにある。が、しかし、こういったことに耐えられない人には、

「他人を乗せる」

ライドシェア参入はそもそも無理だろう。

 また、そういった部分以上に、ビジネスとして捉えた時に継続しにくい面がありそうだ。同じ子育て中の親同士だと、意気投合しやすい半面、

「クールなビジネス関係を維持しにくい」

といったことも考えられる。友達関係とビジネス関係の線引きが難しくなる可能性は大きい。これは、業種や形態に関わらず、個人がサイドビジネスをする上での共通の難しさとして考えられるので、始める上でのスタンスの確認が必要だ。

 バーチャルではなく、

・実際に顔を合わせ
・同じ空間で
・ある程度の時間を共有する

ライドシェアには、特に難しい点だといえる。

 そうはいっても、移動に「脚」が必要で、公共交通機関の利用が大きなストレスと感じているお母さんにとっては、子育て世代による子育て世代のためのライドシェアサービスはメリットが大きいはずだ。

 また、こういった動きから、子育て親同士のニーズの認識が深まり、子育て世代のコミュニティーに発展したり、新たな助け合いのアイデアが生まれたりする可能性もある。

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