ライドシェア解禁は“子育て世代”にメリット? 米国ママに学ぶ、子ども同乗「ライドシェア」とは何か
子育て世代の新選択

ライドシェアが解禁されたら、子育て中の日本のお母さんもライドシェアでお小遣い稼ぎができるかも――と、ヒントのひとつになりそうな話題が米国にある。
中西部のウィスコンシン州で、小さな子どもを持つ母親たちが、スクールバスドライバーとして起用され、深刻なバスドライバー不足に悩む地域に明るい光を投げかけているのだ。子育て真っ最中にも関わらず、彼女たちがスクールバスドライバーとしての仕事に従事できている理由は、ごくシンプルだ。乗務するスクールバスに
「自分の子どもたちを同乗させている」
のだ。子どもをかたわらに置いて、一緒に仕事をしているわけである。
子どもが小さくて、外へ働きに出られない母親たちと、ドライバー不足に悩む地域とのニーズがきっちりかみ合って、ウィンウィンの関係を築いている成功例なのだ。この構図、日本でのライドシェアにも取り入れられるのではないだろうか。
外に出て働くということが難しい子育て中の親が、子ども同乗で車を利用して働く。子育て世代でもライドシェアなら参入できるのではないだろうか。
ストレス軽減? 子連れライドシェア

子育て中のお母さんやお父さんは、仕事と子育てを両立させることが物理的に難しい。しかし、ライドシェアが解禁されると、自分の子どもを車に乗せた状態で、同じく子育て中の親向けにライドシェアサービスを提供することは可能だ。
子どもを保育園に預けなくても、自分が出掛けるついでなどにもちょっとしたお小遣い稼ぎができるのは、とてもありがたいのではないだろうか。
利用者側にもメリットは大きい。小さな子どもを連れてのお出掛けは大変だ。大きなマザーズバッグを背負ってベビーカーと子どもを操らなければならない。
車がない親は、バスや電車といった公共交通機関を利用することになるが、
「他の乗客に迷惑をかけるのではないか」
と、時間帯を選んだりしながら遠慮がちに乗っている人も多い。車内で子どもがグズったり、泣きやまなかったり、ましてや粗相をしてしまったり。他の利用者に気を遣いながらの移動は、大きなストレスだ。
タクシーは料金面で利用ハードルは高いし、結局は、車内を汚さないかひやひやして、運転手に気を遣うことになる。そこで、子育て中のお母さん・お父さん提供のライドシェアだ。
車内を汚される可能性は否めない。また、泣かれたり騒いだり、とにかくうるさい……といった問題も考えられる。しかし、 こういった子どもならではの問題については、乗せる側が子育て中の親であれば、それなりの耐性があるはずだ。
ベビーシートの必要性など、考えるべき課題はあるが、何より利用者は気兼ねなく乗車できるし、共通の話題もあるので
「情報交換の場」
にもなりうるのではないだろうか。