ホンダ・GMによる「BEV共同開発中止」の衝撃 労使交渉にも取り残される、GMの危機とは

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ホンダとGMはEVの共同開発中止、GMの米国での無人タクシー営業許可の停止など、EV戦略の変更を余儀なくされている。

EV需要の低迷と理由

米国の道路(画像:写真AC)
米国の道路(画像:写真AC)

 一方、最近の北米市場におけるEV販売台数は

「月13万台前後」

と横ばいで推移しており、乗用車新車販売台数に占めるEVの比率も7%前後と低迷しており、EV需要は頭打ちの様相を呈している。

 それを証明する各社の最新動向として、

●フォード
・120億ドルのEV投資を延期
・ケンタッキー州でのEVバッテリー工場建設計画を一時中断
・マスタング・マッハEの生産延期

●テスラ
・2023年第3四半期の売上高成長率は過去3年間で最低

●メルセデス・ベンツ
・EV販売が低迷、EQシリーズの平均販売日数が82日間(2023年9月)に長期化

などが挙げられる。

 北米市場でEV需要が低迷している主な理由は、いわゆるアーリーアダプター(初期購入者)のEV購入が一巡し、実用品としてEVを購入したい購入者に需要ターゲットがシフトしていることだ。これらの購買層は、EVに割高な価格を支払うことを望んでおらず、EV販売の減速につながっていると分析されている。

 各社が投資に消極的であったり、苦戦を強いられていたりするなか、GMにとっては戦略転換の猶予が与えられたとも解釈できるが、今後のEV戦略をどのように描いていくのだろうか。

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