長崎空港「24時間化」に向けて実証運航中 来たる“定期便化”で地域経済に変革もたらすか?
長崎空港(1975年開港)で今、24時間化に向けた検討が進んでいる。世界初の海上空港として開業して半世紀。騒音問題等も少ないことから、24時間化にシフトして空港を最大限活用しようと、長崎県は「長崎空港24時間化推進委員会」を立ち上げ、協議を進めている。
海上空港のメリット活用
長崎空港(1975年開港)で今、24時間化に向けた検討が進んでいる。世界初の海上空港として開業して半世紀。騒音問題等も少ないことから、24時間化にシフトして空港を最大限活用しようと、長崎県は「長崎空港24時間化推進委員会」を立ち上げ、協議を進めている。
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九州の西端に位置する長崎県は、
・五島
・壱岐
・対馬
といった大型の離島を有し、航空路線は県内外を結ぶ重要な交通手段となっている。空港の24時間化は、
「県内の空港を県民に身近なものとして利用してもらい、航空路線網の拡充を進めていきたい」(県空港活性化推進協議会)
との思いがある。
10月30日からは上海線(中国東方航空)の運航が決まり、3年8か月ぶりに国際線が再開する。また、同協議会では長崎空港の運用時間延長・24時間化に向けた取り組みの一環として、ソラシドエア(宮崎県宮崎市)の協力で夏季に続き、12月も羽田線の早朝・夜間帯の臨時便を運航する。
12月はANAとの共同運航(コードシェア便)となる。同協議会は
「早朝・夜間の臨時便で、いつもより少し早起きして東京に、仕事終わりに空港直行で長崎に出掛けてみませんか」
と呼びかけている。