長崎空港「24時間化」に向けて実証運航中 来たる“定期便化”で地域経済に変革もたらすか?

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長崎空港(1975年開港)で今、24時間化に向けた検討が進んでいる。世界初の海上空港として開業して半世紀。騒音問題等も少ないことから、24時間化にシフトして空港を最大限活用しようと、長崎県は「長崎空港24時間化推進委員会」を立ち上げ、協議を進めている。

空飛ぶクルマ構想も

壱岐空港(画像:写真AC)
壱岐空港(画像:写真AC)

 長崎県では、情報通信技術(ICT)利活用による産業振興や地域活性化の取り組みの方向性を示す「ながさきSociety5.0推進プラン」を策定。そのなかで「空飛ぶクルマ」を含めた新たなモビリティサービスを展開していくことを決めた。

 県外や海外から飛行機で長崎空港に降り立ち、そこから約22km離れたハウステンボス地域(九州・長崎IR含む)へ空飛ぶクルマを活用して移動するイメージを示している。

 県内には、空港機能は維持しつつも、民間定期航路がない空港があり、空飛ぶクルマの機体開発や型式証明に向けた試験飛行を行えるフィールドの提供が可能となっている。実証フィールドの候補地として、

・壱岐空港
・五島つばき空港

と、現在民間の定期航路はないが、空港機能は維持している

・小値賀(おぢかく)空港
・上五島空港

が挙がっている。

空飛ぶクルマの活用イメージ

九州・長崎IR区域の規模・施設・機能など(画像:長崎県)
九州・長崎IR区域の規模・施設・機能など(画像:長崎県)

 ハウステンボス地域には年間200~300万人が訪れている。将来的に長崎県への整備、導入を目指している「九州・長崎IR」は年間延べ約840万人の来訪者を想定しており、来訪者がストレスなくIR施設を訪問するためには交通アクセスの充実が必要だ。

 県次世代情報化推進室は

「空飛ぶクルマにより来訪者に付加価値とエンターテインメント性を備えた移動の提供ができる」

と話す。

 長崎空港の24時間化が実現すれば再訪の促進もより一層期待できる。次世代モビリティの実証フィールドは、地元自治体の協力体制もあり、地域住民の理解も高いという。

 離島の空港は風が強い時期もあり、空飛ぶクルマの実社会における運用を想定したさまざまな環境での実証が可能であると考えられる。

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