EVシフトがこのまま進めば、世の中に「泥棒」が増えるかもしれない

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今、銅が狙われている。ドイツ鉄道は鉄道沿線に敷いているケーブルの盗難により、2022年だけでも約10億円の損害を被った。

銅の盗難増加は時間の問題

グレーチング(画像:写真AC)
グレーチング(画像:写真AC)

 限られた銅の供給元および爆発的な需要の拡大により、銅の価値は高まるばかりである。

 冒頭のDBの事例のような換金や転売を目的とした銅の盗難はもはやひとごととはいえない。盗難グループにとっては、お金になればそれでよいのであり、鉄道が止まろうが、社会が困ろうが関係ないのだ。

 近所のご老人から、

「その昔、朝起きたら水道管が盗まれていて水が使えなかった」

という話を聞いたことがあった。戦後の混乱期ならさもありなんと聞いたものだが、現代でも十分あり得る話だ。また、道路の側溝のふたに使用されているグレーチングの、盗難被害が後を絶たないのはご承知のとおりだろう。盗難グループの矛先が銅に向かうのは、時間の問題なのかもしれない。

 今後ますます銅の価格が上がり続けて、盗難が増えるだけでなく、銅を使用した硬貨の金属としての価値が額面を上回る、あるいはUSB充電ケーブルや電化製品のケーブル類が高級品となるのは、あながち夢物語とはいえなくなるのかもしれない。

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