中国製EVは「市場を歪める」 欧州が名指しで批判も、依存変わらぬ屈辱現実と時代遅れの報復合戦
EV専業メーカーに加え、中国の3大国有自動車メーカーの欧州での存在感は増すばかりだ。中国製EVのシェアは、現在の8%から2025年には15%に達すると予測する専門家もいる。
中国は反論するも対話の継続要求

EU委員会委員長が名指しで批判し、副委員長が訪中したところで、もちろん中国が「はい、わかりました」というわけがない。
「自由で公正な貿易を装いながら自国の産業を保護している」
と、EUの保護主義的な態度を批判している。
とはいうものの、
・不動産不況
・地方政府の債務拡大
・若年層の失業率の高さ
・購買力の低下
と、中国の足元の景気も先行きもよいとはいえず、今のところはあまりことを起こしたくないところだろう。
実際、中国商務省は、EU委員会委員長の発言に反論する一方で、自動車部門における中国と欧州の長年の関係を強調した上で対話と協議を求めている。また、中国はオープンで協力的な態度を維持するとともに、EU企業が中国への投資をさらに拡大し、継続することを歓迎するとコメントした。
EUの自国EVに対する調査については、世界貿易機関(WTO)のルールにのっとっていないほか、証拠が不十分な上、十分な協議資料が提供されていないと、中国商務省は強く抗議している。