率直に言う 新型「ランドクルーザー」は、トヨタによる「LCプライド」の奪還である
ランドクルーザー250の公開から1か月、自動車関連メディアはいうまでもなく、ユーザーの間でもその詳細について活発な意見交換がなされ現在に至っている。なぜここまで大きく注目されたのだろうか。
決断の背景

加えて興味深いのは、新開発のハイブリッドも含めた6種が設定されているパワートレインのなかで、日本国内仕様に用意されるのは2.8リッターディーゼルターボ(150kw/204ps)と2.7リッターガソリン(120kw/163ps)のみだということ。すなわち日本国内仕様では販売価格もそれなりに低く抑えることを念頭に置いているということである。
新しいランドクルーザー250は、より原点回帰を狙っていることは明らかである。こうした決断をトヨタが行った背景にあること。それはランドクルーザーという自社ブランドに対する
「プライドの再確認」
だろう。ともすれば時代の流れのなかでその行く道を見失いかけていたことに対する明確な反省であるように思える。
ランドクルーザー250のメカニカルスペックは、高いオフロード走行性能を予感させるものではあるが、決してスパルタンだというわけではない。おそらく街乗りも問題なくこなすことができる。その上でランドクルーザーの伝統のようなものをしっかりと感じることができる。トヨタにおけるオフロード4WDの方向性は、ここに来てしっかりと進むべき道を再確認したということである。
ちなみに同じく日本国内復活が発表されたランドクルーザー70であるが、こちらは細部がリファインされているとはいえ、かつての名作である40系をそのまま継承するリアルなオフロードマシンである。その取り扱いは現代の乗用車とは一線を画す存在であり、
「イメージ優先での購入」
はハッキリいってオススメできない。もちろん個人の自由だが、古いスタイルのオフロード4WDの経験がないユーザーにとっては、ワイルドさのみが際立つことになりかねない。