日本で商用車ナンバー取得可 EVトラック「ELEMO」木更津市にも導入 災害時の電源供給車にも
日本でナンバー取得が可能な小型EVトラック「ELEMO」が自治体に寄贈された。災害時には、その小回りと収容力、そして電源供給機能が活かされそうだ。
防災備品を荷台に搭載

中国由来のEVメーカーHW ELECTROは2021年6月24日(木)、同社が製造・販売する多用途小型電気トラック「ELEMO」を千葉県木更津市に寄贈した。荷台に防災備蓄品を装備し、災害時などの利用を想定している。
「ELEMO」は、アメリカのCENNTRO社製の小型EVトラックを日本仕様に改良した車両で、日本で商用車ナンバー(4ナンバー)の取得実績がある。寄贈された防災備蓄仕様の「ELEMO」は、食料などの防災アイテムを100人分積載するほか、車両そのものが家庭用電源の供給源となることも想定している。平常時においても、イベント開催時の機材の搬送や、電源車などとして活躍するという。
なお「ELEMO」には想定航続距離200kmのELEMO200と、同じく120kmのELEMO120の2グレードが用意されている。価格は218.9万円からで、2021年7月に販売を開始し、10月末から順次デリバリーされるそうだ。
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