「NSXのエンジン音」が新米ママを救う? ホンダの作った“赤ちゃん泣き止みアイテム”をご存じか
ホンダは2018年、クルマのエンジン音の隠れた効果を調査した。赤ちゃんが母親のおなかにいるときに聞いていた「胎内音」に似ていることが明らかになった。
母親の“救世主”になる可能性

子育てサイト「Hugkum(はぐくむ)」が100人の母親に「新生児の子育てで大変だったこと」を聞いたところ、13.1%が「夜泣き」、8.2%が「泣き止まない」と回答。2割以上の母親が泣かれることが大変と感じていた。
また、2018年10月にホンダが「子どもが泣いてしまうことを心配して外出が億劫になるか」というアンケートを実施したところ、75.3%が「なる」と回答。
実際、赤ちゃんの泣きやませグッズは需要がある。なかでも、カサカサ音のするおもちゃや胎内音が鳴るおもちゃは人気が根強い。過去には、日本音響研究所の専門家監修による「カフカくんふしぎトーン」(曲の変調などが多く赤ちゃんの気を引きやすい曲が流れる)も話題となった。
これらのことから、ホンダサウンドシッターは、子育て世帯の“救世主”として普及する可能性は十分にある。また、音が出るだけでなく「クルマの形をしたぬいぐるみ」であることから、幼少期からいつも身近にあって安心できるアイテムであり、クルマへの自然な興味を促す可能性もある。
ホンダにとっても、自動車業界とはかけ離れたおもちゃ業界への参入は、業績向上の新たな糸口となり、新規顧客獲得に貢献する可能性がある。
また、クルマのない家庭にとっては、赤ちゃんを通じてホンダサウンドシッターに触れることで、親自身がクルマに興味を持ち、自家用車の需要が生まれる可能性もある。ホンダサウンドシッターの普及による経済効果は、さらに広がっていくだろう。