「NSXのエンジン音」が新米ママを救う? ホンダの作った“赤ちゃん泣き止みアイテム”をご存じか

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ホンダは2018年、クルマのエンジン音の隠れた効果を調査した。赤ちゃんが母親のおなかにいるときに聞いていた「胎内音」に似ていることが明らかになった。

エンジン音の意外な効果

NSX Type S(画像:本田技研工業)
NSX Type S(画像:本田技研工業)

 赤ちゃんは泣くことでしか感情を表現できない。泣きやませようと試行錯誤する親も多いだろう。しかし、ネット上では「泣いていた赤ちゃんをクルマに乗せたら泣きやんだ」「寝ないのでドライブに出掛けたら、いつのまにか寝ていた」といった声が寄せられている。クルマと赤ちゃんには関係があるのかもしれない。

 実際、ホンダは2018年、クルマのエンジン音の隠れた効果を調査した。その結果、クルマのエンジン音は、赤ちゃんが母親のおなかにいるときに聞いていた「胎内音」に似ていることが明らかになった。つまり、エンジン音を聞かせれば、泣きやむ可能性が高くなるというのだ。

 そこでホンダが開発したのが、エンジン音が出るクルマの形をしたぬいぐるみ「HONDA SOUND SITTER(ホンダサウンドシッター)」である。非売品として発表されたが、商品化の要望が多かったため、2023年10月28日の発売を予定している。

 子育て世帯の間で話題のホンダサウンドシッター。一体どのように開発され、どのような効果があるのだろうか。

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