「鉄道 + 自転車持ち込み」は日本で普及する? 鉄道会社はコロナ減収、今こそ再考のときかもしれない
日本とは対照的に、ヨーロッパでは自転車の普及に力を入れており、各国でさまざまな施策がとられている。なかでも、自動車道から完全に分離された自転車専用道路や自転車走行帯を用意している国が多い。
検討に値する自転車用スペース

このような自転車積載は、1日有効の自転車積載券を購入することで可能となる。料金は国によって異なるが、日本円で500円から1500円程度とそれほど高くない。国際列車では、追加料金を払えば自転車を積める。
しかし、これは列車が日本ほど混雑していないからこそ可能なのかもしれない。日本の多くの列車、特に首都圏や都市周辺の列車は、一日中多くの乗客が利用しており、自転車を積むことはほとんど不可能である。
特に都市近郊の鉄道では、ラッシュ輸送に重点を置き、編成の長さを可能な限り延ばし、できるだけ多くの乗客を詰め込んできたが、実際にはそれだけでは足りず、混雑はなかなか解消されなかった。
しかし、コロナ禍は生活様式を大きく変えた。多くの鉄道会社がかつてのように200%の乗車率で列車を走らせることはなくなり、せいぜい150%程度になった。減収となった鉄道会社にとっては大きな痛手だが、今後は朝夕のラッシュ時など特定の時間帯を除き、自転車を積めるスペースを設けた列車を走らせることも検討に値するかもしれない。
もちろん、首都圏のような混雑した地域でいきなり始めるのは無理だろうし、車両の改修やルール作りも必要だろうから、最初は地方都市を中心に試験的に様子見ということになるのだろうが、利用してみたいという人は多いのではないだろうか。