東京モーターショー改め「ジャパンモビリティショー」 4年ぶり復活のカギは「コミケ」に学べ

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4年ぶりに東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー」まで、2か月を切った。そのあるべき姿とは。

4年ぶりの開催

東京ビッグサイト(画像:写真AC)
東京ビッグサイト(画像:写真AC)

 10月26日、4年ぶりに東京ビッグサイトで開催される「東京モーターショー」まで、2か月を切った。2023年の名称は「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(以下、ジャパンモビリティショー)」に変更された。

 チケット販売開始に合わせて8月30日に発表された内容によると、参加企業数は過去最高の400社以上。自動車業界だけでなく、多くの異業種やベンチャー企業の参加が見込まれている。

 イベントのコンセプトは「みんなで一緒に未来を考える場」である。

・FUTURE
・GREEN
・DREAM

という三つのキーワードをもとに、各企業が実現したい未来を一方的にプレゼンテーションするのではなく、本当に実現したい未来を、来場者とともに考える場を提供しようという試みだ。この趣旨に合致した「共創」の仕組みとして、「次世代モビリティを創るスタートアップ」の提案も新たに募集する。8月には審査員も正式発表となっている。

 前回2019年の「東京モーターショー」は、2017年の開催から2日間延長。減少した来場者数を増やすため、複数会場での開催や大規模なコミュニケーションなど、さまざまな施策が話題となった。その結果、総来場者数は前々回比7割増の130万900人となり、2007年の幕張メッセ開催以来、12年ぶりに100万人の大台を突破した。

 そのもくろみは大成功と評価され、その後のコロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。内容の進化はもちろん、来場者100万人という目標は達成できるのか、が大きな注目点となる。

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