上海モーターショーで全世界「EV転換」明らかに! ガラパゴス日本に迫る没落カウントダウン、マスコミ論調さえ大きく転換の辛らつ現実
「上海ショック」は日本の自動車業界に危機感を引き起こし、中国のEV化の進展が日本の遅れを浮き彫りにしている。
「上海ショック」という現実

4月18~27日に開催された上海モーターショー以来、日本の自動車業界には「上海ショック」が吹き荒れているという。
日本の電気自動車(EV)の遅れに関して、批判的な論調を控えていた国内のメディアも、さすがに今回は日本の立ち遅れへの危機感を伝えるようになった。
製造も市場も世界のEV化をリードしている中国の「今」を見れば当然の反応とはいえ、すでに数年前から全世界でEV化が加速していることは明らかだったにも関わらず、今ごろ「上海ショック」というのも遅すぎる上に、日本の視点から中国を見るだけでは一面的すぎるだろう。
俯瞰(ふかん)してみれば、世界全体で自動車業界に起きつつある変化のスケールとスピード、それが日本にもたらす危機は、はるかに大きく深刻だと捉えるべきだろう。