「DJ SODA = 自己責任」とネットに書き込むオジさん社員に欠けた企業改革精神、そもそも「露出高め服 = 危険」自体が間違いだった
韓国の女性アーティストDJ SODAが大阪の野外フェスでパフォーマンス中、観客席に近づいた際に男性ふたりと女性ひとりから胸を触られた事件は、SNSでも大きな反響を呼んだ。
狙われるのはむしろ「体を隠す服装」

ここにセクハラと服装に関する興味深い調査がある。セクハラのなかでも特に重いレイプに関するものだ。
米国の連邦暴力犯罪委員会によれば、把握されているレイプ事件のうち、被害者による「挑発的な行動」があったのは、わずか
「4.4%」
だった。そして、有罪判決を受けたレイプ犯のほとんどは、被害者が何を着ていたかを全く覚えていなかった(2016年4月13日付『Washington Post』)。
最もレイプされる可能性が高い女性の服装というのは、
・ハイネック
・長袖長ズボン
・重ね着
などであるという研究結果さえ出ている。露出とは真逆の、
「体を隠す服装」
ほど危険なのである(2020年10月29日更新『Phycology Today』)。
おとなしそう、従順そう、受け身タイプを思わせる服装が危険というのは、性暴力がしばしば性欲からではなく、
「女性を征服したい」
から来るものという説からも納得がいく。日本でも身を守るためにも
「露出を控えるべき」
というのが一般的な危機管理方法のひとつと考えられてきた。しかしそれは
「間違った社会通念・神話」
である。
女性が服装を変えるだけでは、セクハラの危機管理ができない。犯罪にもなりえるセクハラは、行う側の問題であることがよくわかる。