中国の躍進が止まらない 「EV専門メーカー」の急浮上と自国シェア50%突破見込みの現実、日本勢はどうなるのか

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2023年中に、中国国内における中国の自国自動車メーカーのシェアが初めて50%を超える見込みという調査結果を、アリックスパートナーズが発表した。今後どうなるのか。

市場を支える新興メーカー

GEOMETRY C(画像:浙江吉利控股集団)
GEOMETRY C(画像:浙江吉利控股集団)

 これら第一汽車、上海汽車、東風汽車、長安汽車、奇瑞汽車の5社を合わせて中国のビッグファイブと称される。いうまでもなく、これは米国でのビッグスリーになぞらえた呼称である。

 この5社は中国を代表する自動車メーカー集団である。しかし、今回のシェア拡大に直結しているのは、他の新興メーカーの力であることは既述したとおりだ。ビッグファイブに次ぐ存在として挙げられるのは以下の企業である。

・北京汽車集団(BAIC)
・広州汽車集団(GAC)
・浙江吉利控股集団(ジーリー)
・長城汽車(グレートウォールモーター)
・比亜迪(BYD)
・華晨汽車集団(ブリリアンスオート)
・上海蔚来汽車(NIO)
・小鵬汽車(シャオペン)

ここに挙げただけでも相当数になるのが中国の自動車産業である。すなわち今や巨大ビジネスとなっていることが理解できるかと思う。もちろん自動車メーカーはこれだけではなく、中小のものが他に数十社はあると推測されている。

 こうした現状に加えて、中国国内での国産車シェアが拡大している背景には、クルマそのもののクオリティーが上がっていることも理由として挙げられる。

 かつて中国車は外国メーカーとの合弁によるノックダウン生産(構成部品を輸入し国内では組み立てのみを行う)からスタートした。その後はライセンス生産(設計図面をもとに部品なども国内で製造し組み立てたもの)に移行し、周辺下請け企業の育成も含めてこの30年で大きく進化してきた。

 現時点での中国車のクオリティーは、

「外観デザインの模倣」

などの問題は別として機械的な信頼性は十分な国際競争力は得ていることは間違いない。

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