EV普及の後押しに? 独E.ONとVWの急速充電器が稼働開始 簡単&低コストで設置可

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E.ONとフォルクスワーゲンによる電気自動車(EV)向け急速充電設備「E.ONドライブブースター」が、ドイツ国内で稼働を始めた。簡単かつ低コストで設置が可能。最大150kWでEV2台の充電に対応する。

設置が簡単な急速充電器

稼働を開始した「E.ONドライブブースター」(画像:フォルクスワーゲン)。
稼働を開始した「E.ONドライブブースター」(画像:フォルクスワーゲン)。

 ドイツ大手電力会社E.ONとフォルクスワーゲン(VW)が2021年9月、同国西部のエッセンで最初の「E.ONドライブブースター」の稼働を始めた。

 E.ONドライブブースターは、大型の内蔵バッテリーを備えた急速充電ステーションで、VWグループコンポーネンツが開発した。高圧電力用の専用設備との接続を必要とせず、通常電源への接続と内蔵バッテリーを組み合わせて、最大150kWの電力で電気自動車(EV)2台を同時に充電できる。E.ONはドイツでこのようなソリューションを提供した最初の企業だ。

 E.ONドライブブースターは、急速充電をより簡単に、より低いコストで提供できるという。大がかりな電気設備工事や土木工事は不要であり、設置・電源接続・オンライン初期設定で準備が完了する、いわゆる「プラグアンドプレイ」の充電設備だ。これにより急速充電器の設置が簡単に、手頃な価格で、どこでも可能になる。また普通充電を急速充電にアップグレードすることもできる。フレキシブルな急速充電ステーションとして、将来のeモビリティの実現に不可欠な公共充電網の構築を加速させることができるとしている。

 EVの急速充電は、家庭用とは桁違いの電力が必要なため、充電器をどこでも気軽に設置できるとは限らない。急速充電は50kWや、最近では150kWというものもあるが、これがどれくらいの電力なのだろうか。