メルセデスQ3までの販売は電動車4割増&高級モデル好調 一方で半導体不足の影響は?

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メルセデス・ベンツ・カーズ全社の2021年第3四半期まで(1~9月)の販売台数は、161万7508台(前年比+3.0%)となった。ハイエンドクラスや電気自動車の需要増を反映しているが、一方で世界的な半導体不足の影響も出てきている。

EVとガソリン車を併売

 メルセデスは、既存のエンジン車(PHEV含む)と同じ車格のEVを用意し、それぞれ併売するという戦略を採っている。例えば、エンジン車のAクラスに対してEVのEQA、同じようにSクラスに対してEQSというように、ラインナップ全体にEVを用意している。

 EVのモデル数も順調に増やしている。EQCから始まり、EQV・EQS・EQA・EQEがデビューし、次にはEQGが控えている。また、人気のSUVモデルを先行投入したことや、EQS・EQEについては早くもEV専用プラットフォームを採用したこと、そして商用バンについてもEVモデルを複数用意するなど、消費者に対して多様なEVモデルをいち早く用意できたことがセールスの好調につながっているようだ。

地域別の販売実績

 アジア太平洋地域におけるメルセデスの販売台数は、1~9月の累計で過去最高の78万8713台(+5.6%)となり、中国では59万2203台(+4.0%)となった。欧州では52万8180台(-3.5%)、そのうちドイツでは15万2514台(+20.1%)、北米では24万8086台(+8.6%)、そのうちアメリカでは21万5776台(+9.6%)を販売した。

商用車の販売実績

 商用車部門のメルセデス・ベンツ・バンズは、ラインナップ全体の好調な需要により、1~9月の間に24万3678台(+9.8%)を納車した。「Sprinter van」「Vito」「Tourer」「Citan」の合計が8万3160台となり、コロナ関連のキャッチアップ効果で好調だった前年同期を13.3%下回った。この減少は主に半導体の供給不足による納車の遅れによるものだ。

 またEVモデルの「eSprinter」「eVito」「eVito」「Tourer」の販売台数は、2020年第3四半期と比較して278%増加した。

 メルセデス・ベンツ・バンズの責任者であるマーカス・ブライトシュベルトは、「小型商用車の未来はEVであり、当社は一貫して戦略を実行し、EVの分野でリーダーになるという目標に向かって順調に進んでいます。第3四半期だけで約3900台のEVバンを販売したことは、当社の成功を裏付けるものです。コンセプトEQTに続き、8月には新世代のCitanとeCitanを発表し、お客様やメディアから非常に高い評価をいただきました」とコメントしている。

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