駅で食べる「立ち食いそば」は、なぜあんなにうまいのか? 数値データから分析する【短期連載】令和立ち食いそばビジネス考(2)

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「駅で食べる立ち食いそばは、なぜあんなにもうまいのか?」という素朴な疑問を、定性的(数値化できない要素)な目線、定量的(数値化できる要素)な目線、経済的な目線から解き明かしていく。

地方ならではのトッピングも

我孫子駅の唐揚げそば(画像:写真AC)
我孫子駅の唐揚げそば(画像:写真AC)

 オリジナリティーあふれるトッピングがマスコミやネット上で取り上げられて、有名になる駅の立ち食いそばもある。

・我孫子駅(千葉県我孫子市):唐揚げそば
・立川駅(東京都立川市):おでんそば

は知っている人が多いのではないだろうか。

 もちろん、地方ならではのトッピングもある。

・水戸駅(茨城県水戸市):納豆そば
・三島駅(静岡県三島市):桜えびのかき揚げ
・金沢駅(石川県金沢市):白えびかき揚げ
・広島駅(広島県広島市):がんす天
・鹿児島中央駅(鹿児島県鹿児島市):豚軟骨
・大阪エリア:紅しょうが天

などが挙げられる。

 今現在、地方の駅の立ち食いそばは少なくなる一方である。それでも地方の味を楽しめるうちに、立ち食いそばを目当てに旅に出掛けてもよいのではないだろうか。

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