マクドナルド 宅配バイク電動化 新興メーカーの電動3輪を本格導入 走行コスト半分以下

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新興メーカーの電動3輪を導入する。
日本マクドナルドがデリバリー用に電動3輪バイクを導入(画像:日本マクドナルド)。
日本マクドナルドがデリバリー用に電動3輪バイクを導入(画像:日本マクドナルド)。

 日本マクドナルドは2020年10月5日(月)、マックデリバリーサービスの宅配バイクとして電動3輪バイクを今月から本格的に導入すると発表した。

 同社では従来から宅配用にガソリンエンジンの3輪バイクを導入していたが、今回、5月より神奈川と東京の一部店舗にてテストしていたaidea社製「アイディア AAカーゴ」を本格的に導入する。10月中に44店舗で約100台を導入し、年内には約120店舗、約320台へと拡大予定だという。

 なお、aidia社は1996年にイタリアで創業したバイクメーカーADIVA(アディバ)を母体として、2019年に日本で誕生した新興メーカーだ。

 aidia社によると、走行に必要な電気代はガソリン代の半分以下で、エンジンオイル交換など定期的なメンテナンスの必要性が少ないため、距離を走れば走るほどコストメリットが高まるとのこと。また、車両を構成する部品もガソリンのそれに比べて少なく、トラブルのリスクも減るという。

 日本マクドナルドによると、エンジンバイクのような大きな始動音はもちろん、アイドリング中のエンジン音もなく、排気ガスを出さず匂いも少ないのが特長という。「ガソリンエンジンのバイクが1年間に排出するCO2の量は1台当たり約1.1tになり、走行時にCO2を排出しない電動バイクは、地球温暖化を抑制し豊かな未来を実現するための第一歩と言えます」としている。(提供:乗りものニュース)

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