折り畳める電動車いす登場 従来機の半額 普及の起爆剤になるか WHILL

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WHILLがベビーカーのごとく「折りたためる」電動車いすを発売する。列車などへの持ち込みもさらに容易になるうえ、価格は従来の半額。電動モビリティの本格普及へつなげられるか。

重さ27kg 価格26万8000円

折り畳みが可能なWHILL「モデルF」(画像:WHILL)。
折り畳みが可能なWHILL「モデルF」(画像:WHILL)。

 車いす型の電動モビリティを手掛けるWHILL(東京都品川区)が、新たに折り畳み可能な「WHILL モデルF」を2021年11月1日(月)に発売する。

 モデルFは、フットペダルを支えてシートフレームパイプを上方向に引き上げ、ロック解除ボタンを押して折りたたんだ状態になる。

 全長が935mmから465mとコンパクトになるため、スペースに制約のあるマンションなどでも収納しやすくなるほか、列車などの長距離移動の際の持ち込みがさらに容易となるという。重量はバッテリー込みで約27kg、価格は26万8000円(非課税)、2020年9月に発表した「モデルC2」と比べて、いずれも半分ほどだ。

 販売とあわせて、自宅や旅先のホテルなどで受け取りが可能な短期レンタルサービス「WHILL日額レンタル」も開始される。

 料金は1日あたり3840円。電動車椅子の規格に入るモビリティにおいて、BtoCでの短期レンタルサービスは国内で初だそうだ。このレンタルをめぐってはさらに、ダイナースクラブカード事業を運営する三井住友トラストクラブとJAL(日本航空)経由での利用申し込みを可能にすべく協業するという。

 日本で2012年に創業したWHILLは、デザイン性などに定評のある電動パーソナルモビリティを23の国と地域で販売。羽田などで空港内の移動手段としても採用されている。従来機種よりも大幅に使い勝手と価格競争力を向上させた「モデルF」で、「自分らしく生きたいと考えるシニアの自己実現を後押しします」としている。