JAL代替着陸で大注目の「北九州空港」 “門限”がんじがらめの福岡空港尻目に、存在感爆上がりのチャンスだ

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6月11日、福岡空港の門限によるダイバート先として、北九州空港が初めて利用された。利用したのは、JALの羽田発福岡行き331便。イレギュラーに発生するダイバートには今後どう向かい合っていけばよいのか。

再考すべき門限

福岡空港の位置(画像:OpenStreetMap)
福岡空港の位置(画像:OpenStreetMap)

 近年では、航空機をなるべく効率的に運用するため、航空機到着から駐機場を離れるまでの間隔が以前より短くなっている。格安航空会社(LCC)では基本モデルだが、JALなどもそれに倣ってきている。

 筆者が空港に勤務していたとき、遅れを取り戻すために、機内清掃をごく最小限にとどめ、搭乗時間を早めることを指示したベテランのグランドスタッフがいた。現在は制度上、そうした

「状況に応じた判断」

を下しにくいのかもしれないが、乗客の本当の欲求をくみ取り、優先事項を再考することも必要だろう。また、最終便の利用者にとっては、機内に少々汚れが残っていても定刻で飛ばしてくれる方が有り難いのではないだろうか。

 前述の記事でも書いたが、福岡空港は門限を再考すべきだ。門限を定めた当時と比べて、航空機の騒音は格段に小さくなっている。生活スタイルも変化している。

 福岡のような大都市は、東京同様、生活の24時間化が進んでいる。そうであれば、22時の門限を少し超えたからといって、頻発するわけでもない“門限破り”を徹底的に排除する必要があるのだろうか。

 少なくとも、23時くらいまでは認めてもよいだろう。そうすれば、利用者は安心して福岡空港便を利用できる。ただ、こういうと

「“門限破り”をいったん認めれば、航空会社はこぞって、そして意図的に行うのではないか」

という反論が予想される。

 これに対しては確実なペナルティーを課し、航空会社に罰金を支払わせるなどの措置を講じればよい。そして、一定期間に回数が基準値を超えれば、その航空会社に対して“門限破り”を徹底的に禁止すればよいのだ。結果、その航空会社の福岡便に関する信頼性は低下し、他社に需要が流れることになる。

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