誕生は日本初! 武蔵野市の「ムーバス」に乗って“油そば”発祥のお店へ行ってみました【連載】町バスに乗って(3)

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三鷹からコミュニティーバス「ムーバス」に乗って、油そば発祥の店に行ってみた。

油そば発祥の店へ

東京都武蔵野市にある珍々亭(画像:(C)Google)
東京都武蔵野市にある珍々亭(画像:(C)Google)

 乗車していて、筆者は思い出した。武蔵境駅と東小金井駅の間くらいにある店「珍々亭」を。コミュニティーバスの始まりがムーバスなら、油そばの始まりがこのお店なのだ。

 武蔵境駅北口から境西循環というムーバスに乗る。駅前の商店街から住宅街に向かって、ムーバスは狭い道を進んでいく。

 程なく車窓から「珍々亭」と書かれたのれんが見えてきた。13時50分、お昼のピーク時は過ぎているが行列ができている。その先にある「都営境五丁目アパート」という停留所でムーバスを降りた。

もっちり太麺にからむ醤油ダレ

珍々亭の外観(画像:下関マグロ)
珍々亭の外観(画像:下関マグロ)

 少し戻り、先ほど見えた行列へ並ぶ。程なくして、お店の人が出てきて注文を取り始めた。油そばの並を注文。店内へ入ると、すぐに油そばが着丼。こういうスタイルは店の回転がけっこう速い。食す。

 あー、これこれ。これぞ、元祖ですな。

 もっちりした太麺が醤油とラードのタレにからまり、とてもうまい。並でも結構な量だったが、あっという間に平らげた。おなかいっぱい。さあ、帰りもムーバスに乗ろうか。

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