そういえば、覆面パトカーはなぜ「クラウン」ばかりなのか?

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トヨタ「クラウン」はなぜ覆面パトカーの定番車両に選ばれているのか。警察が愛用する車の理由について述べていこう。

覆面パトカーは大きく3種類に分類

車内には警光灯の格納スペースもある(画像:写真AC)
車内には警光灯の格納スペースもある(画像:写真AC)

 覆面パトカーはその外観上、一般車両と区別しにくい。 緊急走行時や摘発時にしか警光灯をつけないため、パトカーだと気づかれずに不審者へ近づける。

 覆面パトカーといえば、交通違反の取り締まりをイメージされがちだが、実は目的に応じて大きく3種類に分けられる。例えば、さまざまな交通違反を取り締まる目的の車両は

「交通取締用四輪車」

と呼ばれており、普段最も目にする機会が多いのはこの車両だ。

 さらに、事件が発生したときに駆けつけたり、張り込みしたりするのに使われるのは捜査車両(捜査用車)で、皇室や国内外の要人警護で使用される警護車も覆面パトカーの種類に含まれている。

 SNS上ではさまざまな覆面パトカーの目撃情報が飛び交っているが、

「高速道路で左車線をゆっくり走っているクラウンがいたら覆面だと思え」

という意見が散見される。

 なぜ、クラウンは覆面パトカーの定番車両に選ばれているのか。警察が愛用する車の理由について述べていこう。

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