送迎バス「置き去り事故」の敵はヒューマンエラー! 人力「押しボタン」ではなく、AI「自動検知」一択だ

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近年、自動車内における子どもの置き去り事故が多発し、メディアに報じられている。どうしたら解決できるのか。

今後増加するAI搭載自動車

AI搭載自動車のイメージ(画像:写真AC)
AI搭載自動車のイメージ(画像:写真AC)

 ここまで置き去り防止対策としてのAIについて書いてきたが、用途は異なるものの、AI搭載の自動車自体は以前から販売されている。というわけで、今後は置き去り防止対策としてのAIを搭載した自動車も増えるだろう。

 富士キメラ総研の市場調査リポート「2022 自動運転・AIカー市場の将来展望」によると、2045年には日本での自動運転レベル3程度(条件付き運転自動化)のAI搭載自動車の生産台数は

「約377万台」

に上るとされている。

 もちろん、市場の推移は置き去り防止などのAI搭載がメインではなく、あくまで自動運転、運転支援システム全体に対してであるため参考程度だが、AIと自動車が同時考えられるようになることはよい傾向だ。

 AI搭載車の開発が進む段階で、社会的問題として挙げられること(今回でいう置き去り防止)への対策も同時に進行していくだろう。結果、自動車という乗り物がより安全なものになると考えられる。

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