JAL機の福岡空港「門限」 時間過ぎたら“北九州着陸”は賢明な判断か? バス・タクシー緊急確保の高すぎる壁とは

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3月12日、朝日新聞がJALが今後、「門限」を過ぎたら北九州空港(24時間離着陸可能)に降りられるよう対応を改める方向で検討していると報道した。今後どうなるのか。

一方、北九州空港の収益増加も

北九州空港と福岡空港の直線距離(画像:ONE COMPATH)
北九州空港と福岡空港の直線距離(画像:ONE COMPATH)

 とはいえ、乗客にとっては福岡空港と同じ県内にあり、少しでも早く福岡に向かいたいという人にとっては、北九州空港が代替空港になることは朗報だろう。

 北九州空港側としても、これを機に北九州空港の存在価値がさらに広く認められることになれば、利用者も増加し収益の増加につながる。つまり、北九州空港であれば「必ず降りられる」という

「安心感」

が大きなセールスポイントとなるのだ。

 福岡空港側も今回の事例を受け、「門限」の見直しに入るかもしれない。

「門限」は見直されるべきか

福岡空港(画像:写真AC)
福岡空港(画像:写真AC)

 筆者が当媒体の別稿「JAL機の福岡空港「門限破り」 既出報道に欠けていた「乗客の権利」という視座、航空需要回復の今後このままでいいのか?」(3月11日配信)で書いたように、航空機の騒音は技術進歩によってかなり静かになっている。そのため、過去の状況を前提とした「門限」は見直されるべきではないか。

 そうなれば、「門限破り」の問題は早々に解決されるだろう。

 だとすれば、北九州空港はこの機を的確にとらえ、自らの優位性を強くアピールし、JALに対して積極的な代替空港として利用してもらうべきだ。

 空港間の生存競争は激しくなっている。福岡空港と北九州空港は、同じ福岡県の空港として連動するというよりも、むしろ競い合っているのが歴史的状況である。

 今回、北九州空港は思わぬ形で福岡空港に対する優位性を示し、需要喚起の機会を与えられた格好なのである。

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