真のオフロード4WD? ランドクルーザーが「中古車市場」で支持されまくっている納得の理由

キーワード :
, ,
日本国内販売を終えたランドクルーザー70系は40系、20系の直系というべき、歴史ある真のオフロード4WDだった。

20系は1955年にデビュー

オーストラリア仕様のランドクルーザー70系(画像:Toyota Australia)
オーストラリア仕様のランドクルーザー70系(画像:Toyota Australia)

 2004(平成16)年、トヨタは1984(昭和59)年以来というもの20年以上に渡って生産してきたランドクルーザー70系の日本国内販売を終えた。以降というもの、70系は輸出専用となったわけだが、70系こそは前モデルの40系、さらにその前の20系の直系というべき歴史ある真のオフロード4WDだった。

 これらランドクルーザーにおいてまさにルーツというべき系譜を持つクルマたちは、トヨタにとっても極めて重要な意味を持つ存在だった。

 それはどういうことなのかというと、ランドクルーザーは1955年にデビューした20系から主として北米市場への輸出が開始された。これは初代クラウンとほぼ同じタイミングでの輸出開始であり、トヨタというブランドがいまだ極東の小メーカーという認識しか持たれていなかったなか、その確かな性能とともに

「信頼できる一台」

という確固として評価を得た最初の日本車だったのである。

 その高評価の背景にあったのは、同時代のオフロード4WDとしては既に名声を得て久しかった

・ジープを上回るパワフルなエンジンを採用していたこと
・クローズドキャビンが用意されており寒冷地での耐候性に優れていたこと

などである。

 このパワフルで快適であるという特徴は20系の後継として1960年に登場した40系にも引き継がれ人気がさらに拡大して行く上での大きな動機となった。

全てのコメントを見る