進化を遂げる「タクシーのデジタル広告」 あなたは見る派? 見ない派?

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多様な広告手段が展開できるタクシーだが、近年台頭しつつあるのがタクシーサイネージだ。

意外と多いタクシーの広告手段

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 タクシー広告と聞いて、一番初めに何を思い浮かべるだろうか。

 外観広告では、タクシーのすぐ後ろについて走っているときに目に入るリアステッカーや、街中で見かけるラッピング広告を挙げる人が多いのかもしれない。特にラッピングは、どこの会社のタクシーかわからなくなるものの、デザインによっては大きなインパクトを与えられる上に、場合によっては「タクシーに会うと幸せになれる」など、都市伝説になり得る可能性すらある。

 車内広告では、リーフレット・パンフレット、あるいはタクシー会社独自の新聞を目にする機会が多く、少し手持ち無沙汰の時に思わず手に取ってしまう人もいるだろう。ただ多くの場合、前部座席の背面のケースに差されており、荷物が大きい時など引っかかって邪魔になる点が少し残念だ。

 また、数は少ないものの、レシートの裏側に広告が印刷してある例や、商品の販売を行っている例もある。筆者(山本哲也、交通ライター)が以前京都で乗車したタクシーでは、センターコンソールボックスの上に栄養ドリンクが置いてあり(もちろん売り物であるが)、そのコマーシャルが液晶画面で流れていた。

 このように工夫次第では多様な広告手段が展開できるタクシーであるが、近年タクシーサイネージが台頭しつつある。

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