進化を遂げる「タクシーのデジタル広告」 あなたは見る派? 見ない派?
多様な広告手段が展開できるタクシーだが、近年台頭しつつあるのがタクシーサイネージだ。
そもそもタクシーサイネージとは
タクシーに設置されたデジタルサイネージが、今日ではタクシーサイネージと呼ばれている。
サイネージは、英語の「signage」のカタカナ言葉で、元はといえば記号や標識という意味とのことである。しかし、最近は宣伝を目的とした看板やポスターを指す言葉として用いられるようになったそうだ。
このサイネージのうち、液晶ディスプレーなどデジタル機器で構成されているものをデジタルサイネージという。
建物や大空間に設置されているものから、鉄道やバスなどの車両に設置されているものまで大小さまざまな大きさがあり、都市部で街中を歩いたり、電車に乗ったりすると必ず目にするようになったといっても過言ではない。
そもそもタクシーサイネージとは
ちなみにタクシーサイネージには、
・タブレット端末型
・車窓投影型
の2種類がある。
タブレット端末型は、その名のとおり小型ディスプレーを後部座席の乗客に見えるように設置するタイプであり、タクシーサイネージの代名詞的な存在だろう。
そして車窓投影型は、近年注目を浴びている新しい形のタクシーサイネージだ。ニューステクノロジー(東京都港区)は、「東京の街をギャラリーに変える」をコンセプトとし、タクシーのサイドガラスに広告を映し出す国内初の車窓モビリティサイネージサービス「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」(以下、Canvas)を2021年に開始した。なおこのサービスは、日本デザイン振興会主催の2021年度のグッドデザイン賞を受けている。