東京建物が京都・伏見に物流施設、今夏開業　西濃運輸の専用拠点に

「京都らしさ」も

　東京建物（東京都中央区）は2月6日、同社の物流施設開発事業「T-LOGI」シリーズのひとつとして、「（仮称）T-LOGI京都伏見」を2023 年夏、京都市伏見区に開業すると発表した。西濃運輸（岐阜県大垣市）の専用拠点としての入居が内定しているという。

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「T-LOGI京都伏見」は、第二京阪道路「伏見」IC まで約1.5km、国道1 号利用で京都駅まで約8.5km の距離に位置しており、京都市中心部への配送拠点となる。加えて、第二京阪道路「巨椋池」ICまで約4.9km、名神高速道路「京都南」IC まで約3.7km と、大阪中心部をはじめとする関西一円を輸配送エリアとすることが可能という。

　1階の両面にバースを設けることで、トラックの頻繁な入出庫に対応。敷地内の周回性を確保した施設設計としている。また、パワーゲート（トラック荷台後部に取り付ける荷役省力化装置）付きトラックなど、多様なトラックに対応できる。

　屋上全面への太陽光パネル設置や、施設内照明のLED化によって、環境に配慮。内装には、リサイクル内装ボードや、京都地域産の杉を使用する予定だ。

　京都という立地を意識し、和風照明を採用。視覚的に「落ち着き」や「安心感」を与える灰色・茶色を基調とした内装にするという。

　入居を予定している西濃運輸は、トラックターミナルに物流倉庫を併設する「ロジ・トランス機能」の全国展開を進めており、現在の京都支店を「T-LOGI京都伏見」に移転することで、「ロジ・トランス機能」を持つ拠点として、保管から全国配送までの一貫したサービス提供を可能とする。施設には、更衣室やパウダールームに加え、娯楽室、仮眠室、バス・シャワールーム、洗濯コーナーなどの設備も追加で設ける予定という。