「自動搬送ロボット」AIベンチャーが開発 床装飾不要 地図を自動生成し自律走行

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TRUST SMITHが、リフトタイプの自動搬送ロボット(AGV)を開発。受け取りと受け渡しの場所を指定すると、あとはセンサーからの情報をもとに地図を自動生成し、目的地までの最適な経路を計算するという。

地図を自動生成し、自己位置を常に把握

開発した自動搬送ロボット(画像:TRUST SMITH)。
開発した自動搬送ロボット(画像:TRUST SMITH)。

 AIロボティクスの技術を活用したロボットアームやドローン、異常検知システムなどを開発するベンチャーのTRUST SMITH(東京都文京区)は2021年6月15日(火)、自動搬送ロボット(AGV)を開発したと発表した。

 人手不足に悩む製造・物流の現場で、運搬業務の効率化と作業員の負担軽減に貢献するという。

 リフト式で自律走行する。受け取り場所と受け渡し場所にステーションを設けることで、運搬の完全無人化を実現。従来の磁気誘導式やグリッド式とは異なるため、AGVにあわせた床への装飾が不要となり、工場のレイアウト変更にも柔軟に対応できるという。

 AGVは、センサーから取得した情報をもとに地図を自動生成する。自分の位置を常に把握し、指示や事前登録などにより目的地までの最適な経路を算出する。床の段差や障害物は、センサーで検知し回避する。自動運転の開発研究による物体認識技術と、アームロボットによる障害物回避アルゴリズムの技術などを活用している。

 荷物が積まれた1m四方ほどのパレットの運搬を想定して開発されたが、ユースケースにあわせて機械本体やソフトウェアの設計などすべてオーダーメイドで開発が可能という。

 今後はリフトに続き、牽引、コンベアといった各タイプの機体開発に着手するとともに、AGVの群制御も完成にこぎ付ける予定としている。