「留萌本線」3月一部廃止で留萌市どうなる? アウトドア大手と連携も批判殺到、増毛の二の舞にならないか
留萌本線の石狩沼田~留萌間が3月をもって廃止される。廃止された増毛町では、目に見えて衰退が進んでいる。今後は大丈夫なのか。
アウトドア大手と連携も批判の声

札幌~増毛間の高速バスは2021年まで、毎日運行されていた。ところが1回の乗客が5人以下だったこともあり、沿岸バスは継続困難として廃止を打診したが、増毛町は札幌市内へ通院する利用者を考慮し、同社を支援するに至った。現在は年間約650万円の町税で路線を維持している。なお増毛町ではタクシー会社の常駐もなくなっており、地元民の買い物・通院用に町がハイヤー事業を実施している。
このように、不採算な鉄道を廃止してバスに転換しても、そのバスですら採算が取れずに維持できなくなるいう問題を、留萌本線の沿線自治体は抱えている。実際、2022年10月にはバス路線の留萌旭川線が、乗客減少を理由に1日8往復を5往復まで減便している。
廃止の動きのなか、鉄道廃止後の活性化をはかり、留萌市ではさまざまなプランが提案されている。目玉となる事業は留萌駅跡地を再開発し、ホールや図書館、カフェなどからなる複合施設を建設するというものだ。駅の近くに道の駅があるため、誘客が見込まれている。
さらに留萌市では、アウトドア用品大手・モンベルと連携し、道の駅に大型ショップを建設するという構想も進めており、既に予算獲得へ動いている。市の計画では、アウトドアによる観光客誘致が進めばショップもにぎわうとしているが、残念ながら
「通年で客が来るのか」
「アウトドア客が現地で新たに商品を買うのか」
という批判も寄せられている。計画を進める中西俊司市長は「装備品を持っているから買わないではなく、買い換えもあるのでは」といっているが、実際はどうだろうか。