新京成電鉄が「新年ヘッドマーク電車」に高校生を起用するワケ

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1月1日から15日まで、京成電鉄は新年ヘッドマーク電車に高校生を起用する。いったいなぜか。

2022年度の新年ヘッドマークは新京成線のみの運行に

京成津田沼方先頭車に掲出される鈴江遥大さんが描いた新年ヘッドマーク(画像:岸田法眼)
京成津田沼方先頭車に掲出される鈴江遥大さんが描いた新年ヘッドマーク(画像:岸田法眼)

 高校生の新年ヘッドマーク掲出を開始した2018年度から2021年度までは、京成電鉄千葉線京成津田沼~千葉中央間の直通対応車が使われていた。ちなみに先述のマリーンズ号、ピンクリボントレイン、ジェッツトレイン、新京成ドリームトレインもすべて直通対応車を起用した。千葉線の沿線にも披露することで、アピールするねらいがあったものと思われる。

 特にマリーンズ号は千葉線京成幕張駅が京成電鉄側の最寄り駅となるので、直通対応車を使わないと意味がない。

 2022年度の新年ヘッドマーク掲出は、初めて千葉線の直通に対応していない車両が充当されることになった。メリットは新京成線内の車両運用は多い時で約18往復するので、沿線の人々に披露する機会が増えること。松戸~千葉中央間の所要時間は約60分で、新京成線内だと新年ヘッドマークが見る機会が格段に減る。

 1985(昭和60)年12月に登場し、長年にわたり“新京成電鉄の顔”として君臨した8800形は、2022年秋に初めて廃車が発生した。それでも15編成在籍していること、2019年に登場した80000形は毎年1編成導入していることもあり、8800形の新年ヘッドマーク掲出はしばらく安泰であろう。

 私(岸田法眼、レイルウェイ・ライター)が1年前の2021年12月に取材した際、新京成電鉄の広報から「沿線の高校の反響も高い」ときいている。いわば“新京成電鉄版の選抜甲子園”として地域に根づいたようだ。将来は新年ヘッドマークがきっかけで、イラストレーターや画家などといった“絵をなりわい”にする有名人、著名人が現れるのではないだろうか。

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