可搬重量を2倍以上に高めた自律型協働ロボット「PEER 100」提供開始、GROUND
GROUNDは12月27日、同社の現状モデルと比較して可搬重量を2倍以上の約100kgに高めた自律型協働ロボット「PEER 100」の提供を始めたと発表した。
100kgに対応
物流技術の企画・開発・提供などを行うGROUND（東京都江東区）は、2022年12月27日、同社の現状モデルと比較して可搬重量を2倍以上の約100kgに高めた自律型協働ロボット「PEER(ピア) 100」の提供を始めたと発表した。重量商材のピッキング支援を行うことができ、これまでニーズがあっても対応できていなかった領域へのサービス提供を目指すという。
今回の「PEER 100」提供開始に伴い、GROUNDが独自開発したソフトウエア機能も拡充し、事業者のニーズに柔軟に合わせたオプションサービスも提供を始める。
自律型協働ロボット「PEER」シリーズは、物流施設内におけるピッキング作業を支援するロボットとして企画・開発。今回の「PEER 100」提供開始に伴い、「ピッキング作業支援と自動搬送モード切り替え」機能を拡充し、日々変わる物流施設内の環境や作業量などに合わせて、「PEER」を「ピッキング作業支援」と「工程間自動搬送機」という2種類の役割に切り替え、稼働率をさらに高めることが可能となる。
事業者の要望や環境に合わせ、自律型協働ロボット「PEER」シリーズの最適な台数と必要な作業者数などを算出する機能「PEERシミュレーター」も備えており、事業者の物流施設情報をはじめ、その環境下における作業時間やピッキング情報を取り入れ、「PEER」の台数や作業者数を組み合わせることにより、さまざまな作業時間や生産性などをシミュレートできるという。