就役は1930年! 太平洋戦争で数万人の邦人を救った「氷川丸」の記憶とは

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国の重要文化財に指定されている船舶3隻のうち、横浜市の山下公園に係留展示されている氷川丸。すでに船齢90年以上を数えるこの船がたどった太平洋戦争の軌跡とは。

歴史的ディーゼルエンジンを今も搭載

横浜市の山下公園に係留されている氷川丸(画像:写真AC)
横浜市の山下公園に係留されている氷川丸(画像:写真AC)

 ピストンの上下両面に燃焼室と言っても、にわかにその構造は想像できないかもしれないが、似た構造としては内燃機関と外燃機関の違いこそあれ、蒸気機関車のシリンダー/ピストン構造が挙げられる。

 興味が生じた人はぜひ調べてみてほしい。

 ちなみに複動ディーゼルは、戦後になるとその構造の複雑さとメインテナンスコストの高さが指摘されることとなったことから、次第に少数派となることを余儀なくされた。

 近年は大型船用の低速ディーゼル、中小型船用の中速/高速ディーゼルともに、ターボ過給をフルに活用した2ストロークサイクル、もしくは4ストロークサイクルの単動のみであり、複動はある意味過渡期の先進技術だったことを書き添えておきたい。

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