あなたの会社はなぜいつも人手不足なのか? 「給料が低いから」と怒る前に挑戦すべき、2つの行動

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トラック運転手やタクシー運転手などの「自動車運転業務」の採用状況は、事業者側にとって厳しい。その理由を解説するとともに、打開策を提案する。

自動車運転業務の求人倍率、平均の2倍

「自動車運転業務」の採用状況は厳しい(画像:写真AC)
「自動車運転業務」の採用状況は厳しい(画像:写真AC)

 コロナ禍への社会の対応が落ち着いてきており、「withコロナ」のステージに入ってきたこともあってか、求人の世界においては、既にコロナ禍以前の状況に戻りつつある。実際、厚生労働省の資料によると、2022年10月の有効求人倍率は1.27倍であった。リーマンショック時には0.4倍程度まで下がったことを考えると、現在は既に「売り手市場」が復活していると言える。

 さらに、トラック運転手やタクシー運転手などの「自動車運転業務」だと2.54倍と、全職業平均の約2倍となっており、事業者側にとって、より厳しい採用状況であることがうかがえる。同程度の有効求人倍率は「飲食物調理」が2.62倍、「保健師、助産師等」が2.48倍、「接客・給仕」が2.29倍となっている。

 自動車運転業務が先述のような人手不足になっている理由として考えられる「分かりやすい理由」はたくさんある。業界の皆さんには「釈迦(しゃか)に説法」だが、例えば、国土交通省によると、自動車運転業務従事者の年間賃金は全職業平均と比較して約1割(トラック、バス)~3割(タクシー)ほど低い。

 一方で、平均労働時間は全職業平均と比べて約1割(タクシー)~2割(トラック、バス)長い。転職市場において、給料と労働時間は2大重視事項と言ってよいことを考えると、結果として現状のように、自動車運転業務を希望する人が少なくなってしまうのは当然とも言える。