あなたの会社はなぜいつも人手不足なのか? 「給料が低いから」と怒る前に挑戦すべき、2つの行動

キーワード :
, , , ,
トラック運転手やタクシー運転手などの「自動車運転業務」の採用状況は、事業者側にとって厳しい。その理由を解説するとともに、打開策を提案する。

「高齢の男性ばかり」が拍車をかける

 さらに、採用を難しくしているのが、現在働いている人たちの同質化、つまり、高齢の男性が多くなっていることである。自動車運転業務従事者の平均年齢は、全職業(40代半ば)に比して、タクシーで約60歳、トラック・バスで約50歳と、数歳から十数歳も高い。

 また女性比率は、全職業平均が(当然ながら)半数弱であるのに対して、自動車運転従事者は2~3%しかなく、まさに「高齢の男性」しかいない職場と見られてもおかしくない状況といえる。同質化は排他性を生み出しやすい。高齢の男性ばかりになると、若い人や女性が参入しにくくなる(これは「外国人」や「学歴」など、他の属性でも同様の傾向がある)。

「採用できない理由」の「逆」は対策にならない

 さて、「採用できない理由」ばかり述べたてても仕方ないので、そろそろ「ではどうすればよいのか」について考えたい。多くの場合は、「賃金を増やすべきだ」「労働時間を減らすべきである」「若者を採用すべきだ」「女性を採用すべきだ」などと、「採用できない理由」の逆を単純に対策とする「対症療法」が多いが、「それができたら苦労はしない」が本音であろう。

 そう考えると、賃金を増やさなくても、労働時間を減らさなくても、若者や女性を採用できなくても(それらができなくて困っているのだから)できる対策を考えなくてはいけない。プラスのコストをかけなくても、明日からできる対策から始めるべきではないか。それは一体何か。2つの提案をしたい。

全てのコメントを見る