「ちょっと月まで」 誰もが気軽に行ける日は近いのか? 夢とロマンで語る時代は終わった

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一般人の月旅行が夢物語ではなくなっている。月資源の商取引も可能となった現状を解説する。

進む宇宙開発、月資源の取引も可能に

月資源の取引も可能に(画像:写真AC)
月資源の取引も可能に(画像:写真AC)

 月の土地が買えるらしい。お値段なんと、1エーカー(約1200坪)あたり2700円。サービス開始以来、約20年で600万人以上が購入しており、既に11億円以上を売り上げているという。

 このサービスは、不動産としてではなく、記念日などのプレゼントとして利用されているようだ。購入者は、月に行けないことを承知の上で、夢やロマンを買っているのだ。

 しかし、宇宙開発の状況は、ここ数年で大きく加速し、一般人の月旅行ももはや夢物語ではなくなっている。日本では、実業家の前澤友作氏が、2023年を目標に計画する月周回飛行に同行するメンバーを発表し、話題となっている。

 そして、11月には、月面資源開発に取り組むispace(東京都中央区)に対し、内閣府が宇宙資源の探査と開発の許可を承認。これにより、ついに月資源の商取引が実際に可能となったのだ。

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