「ちょっと月まで」 誰もが気軽に行ける日は近いのか? 夢とロマンで語る時代は終わった
一般人の月旅行が夢物語ではなくなっている。月資源の商取引も可能となった現状を解説する。
「ちょっと月まで」誰もが気軽に月面へ行ける時代へ

ispaceは、一連のミッションで技術検証を重ねつつ、水資源探査を中心とした月の情報収集を行い、地球から月への輸送サービスプラットフォームの構築を目指す、としている。
その輸送サービスの足掛かりとして、今回のミッションでは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の変形型月面ロボットや、日本特殊陶業(名古屋市)の固体電池、ロックバンド・サカナクションが作曲したHAKUTOの応援歌「SORATO」の楽曲音源を収録したミュージックディスクなどが搭載される。
宇宙事業は国を挙げてのプロジェクトとはいうものの、これまでは研究機関が取り組むもの、というイメージがあった。しかし、今回のミッションは民間企業主導で行われており、かつ誰もが知るような企業やアーティストが関わっているため、宇宙の存在をぐっと身近に感じさせてくれている気がする。
「ちょっと月まで行ってくる」。誰もがそんな気軽さで、ネットで買った月の土地を実際に見に行ったり、その地へ物を運んだりできる日も近いのかもしれない。夢とロマンだけで月が語られる時代が終わりを告げようとしていると思うと、寂しい気もする。一方で、将来の資産形成のために、今のうちに月の土地を買っておくのもいいかもしれない……などと、現実的なことを考えたりもする今日この頃だ。