1月運行 阪神の夜間有料臨時列車「らくやんライナー」、成功のカギはどうみても「座席」なワケ

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阪神電気鉄道は2023年1月、夜間有料臨時列車「らくやんライナー」を大阪梅田~青木間の下り列車のみ2本運転する。

9300系の改造が必要か

デュアルシートのクロスシート設定時。写真は東武鉄道50090系(画像:岸田法眼)
デュアルシートのクロスシート設定時。写真は東武鉄道50090系(画像:岸田法眼)

 らくやんライナー成功のカギを握るのは、

「座席」

といわざるを得ない。

 沿線住民にとって、転換クロスシートなら200円の課金に妥協するだろうが、普段乗り慣れているオールロングシート車両の有料座席に抵抗や違和感を持つのではないだろうか。もし、定期化を検討するならば、

・定員制列車の継続
・座席指定制の切り替え

が議論されるだろう。併せて券売機でも購入できるようにしたい。

 仮に新型車両を導入するのなら、簡易優等車両がよい。ラッシュ時や自社線内で完結する列車はロングシート、らくやんライナーと日中の直通特急はセミクロスシート、もしくはオールクロスシートに設定することで、収容性と快適性の両立ができる。

 近年の簡易優等車両は全席コンセント、一部の席を除きカップホルダーを装備。一部の車両では、車端部のロングシートの着座幅を505mmに拡大した。特に京浜急行電鉄の2代目1000形1890番台「Le Ciel(ル・シエル)」は、先頭車の展望席を除き、オールデュアルシート化。京王電鉄の2代目5000系の最新増備車はデュアルシート初のリクライニングシート(クロスシート設定時のみ)になり、進化が続く。

 登場から21年たつ9300系は今後リニューアルが考えられる。その際、先頭車をロングシートからデュアルシートに改造するのではないだろうか。

 定期化の際、運転区間についても、青木から先、神戸三宮までの延長も考えられる。現状だと停車駅が多いことから、後続の特急に追い抜かれないよう、乗客にラクチンさを感じさせるダイヤが求められる。

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