マンション住まいじゃ「EV買えない」? 日産がアンケート調査「充電設備ない」が8割も
日産自動車は、電気自動車(EV)住環境についての調査を実施し、結果を発表した。
所有者の充電「自宅外」が過半数

日産自動車は、電気自動車(EV)住環境についての調査を実施し、結果を発表した。
同調査は2020年から行っている。今回は2022年10月26日(水)~11月1日(火)、EVの購入を検討または保有しており、かつ集合住宅に暮らしている30~50代の男女400人を対象に行われた。
それによると、EV購入を検討している人を対象に、購入の検討時期を尋ねたところ、1~3年前が最も多く(43.1%)、次いで半年から1年前が多い(25.1%)。このことから同社は「ここ数年でEV購入意向が高まっていると言える」としている。
EV購入に至らない理由として最も多かったのは「自宅で充電できない(57.8%)」。次いで「費用が高額(57.0%)」、「周辺の充電環境が整っていない(45.3%)」と続いた。
「集合住宅に充電設備がないとEV購入が難しい」と回答する人も88.6%に上り、購入価格以上に、住宅の充電環境が影響している状況が明らかになった。
購入検討者で、現在住んでいる集合住宅にEVの充電ができる駐車場がないと回答した人が79.5%と8割近くを占める。
また、実際に集合住宅でEVを保有している50人の充電方法は「自宅外」が52.0%で、自宅の駐車場で充電している人はわずか16.0%にとどまった。