世界初 AIで噴煙を自動認識 ウェザーニューズの航空向けAI火山灰検知システム運用開始

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航空市場を対象としたウェザーニューズ「AI火山灰検知システム」の本格運用がスタートした。AI技術を用いて衛星画像からリアルタイムで噴煙を検知するのは、世界で初めてという。

小規模噴火のリアルタイム検知が実現

インドネシア・ドゥコノ山の噴煙は、左のひまわり8号2021年4月5日6時10分(JST)の赤外画像では確認できないが、AI火山灰検知システムは捉えた(画像:ウェザーニューズ)。
インドネシア・ドゥコノ山の噴煙は、左のひまわり8号2021年4月5日6時10分(JST)の赤外画像では確認できないが、AI火山灰検知システムは捉えた(画像:ウェザーニューズ)。

 ウェザーニューズが2021年4月、航空市場向けにAI火山灰検知システムの本格運用を開始した。

 これは、衛星画像をもとに同社独自のAI画像解析技術を用いて、雲の切れ間から火山の噴火や噴煙をリアルタイムに検知するシステムだ。AI技術で噴煙を自動認識するシステムは世界初という。

 従来の衛星画像の監視では雲が覆い被さるなどして気付きにくかった小規模な噴火も、AIによるリアルタイム検知で、火山灰の拡散を迅速に予測できるようになったという。AI画像解析技術には、雲と火山灰雲における形状、テクスチャ(模様)などの微妙な違いを見分けるモデリングを取り入れている。

 ウェザーニューズは、航空会社向けに火山灰検知・拡散予測サービスをすでに実施しているが、今回のシステム導入により従来では難しかった小規模噴火の検知も実現。今後は精度向上を進めるとともに、同社が火山近くに設置しているライブカメラの画像からも検知し、噴煙の拡散予測などもリアルタイムに提供することを目指すとしている。

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