三井物産設立「T2」始動 自動運転トラックによる幹線輸送サービス目指す
レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの提供を目指し、T2が11月15日、始動した。同社は三井物産によって設立された。
三井物産の設立企業
レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの提供を目指し、T2(千葉県市川市))が11月15日、始動した。
同社は人工知能(AI)開発のスタートアップPreferred Networks(PFN)の技術提供を受け、三井物産によって設立された。
今後、自動運転技術を活用した幹線輸送サービス事業に挑戦する。初期のサービス区間は東京~大阪間を想定しており、政府のロードマップも参考にしながら、現在事業開発を推進する。また、トラックを使った公道実証も予定している。
同社は今回の発表に際し、
「これまで、三井物産のもつ事業構想力をもとにして、PFNのもつ深層学習などのAI技術を活用し、実証実験を実施してまいりました。今後は両社による支援を継続し、T2に技術力やノウハウを集約することを目指します」
とのコメントを寄せている。
なお、レベル4とは、「特定条件下における完全自動運転特定条件下においてシステムが全ての運転タスクを実施」(国土交通省)レベルを指す。