電動車いす開発のWHILL、関西国際空港「新国内線エリア」で自動運転サービス実用化 10月26日から
電動車いす開発のWHILLが、10月26日から関西国際空港第1ターミナルビルの新国内線エリアで「WHILL自動運転サービス」を正式導入すると発表した。
運用は7時30分から21時まで
電動車いす開発のWHILL(ウィル、東京都品川区)が、10月26日から関西国際空港第1ターミナルビルの新国内線エリアで、電動車いすを使った「WHILL自動運転サービス」を正式導入すると発表した。サービスの実用化は、2020年の羽田空港に続くものとなる。
関西国際空港では新国内線エリアのリノベーションにともない、ユニバーサルなサービス提供に一層力を入れており、WHILL自動運転サービスの導入はその一環。
空港利用客がタッチパネルを操作し、自動運転パーソナルモビリティ(ひとり用の乗り物)を使って、保安検査場を通ってから目的の搭乗口まで移動できる。降車後は無人運転により元の場所まで返却される。
これにより、
・案内所などで車いすを借りる人
・長距離の歩行や体力に不安を感じる人
・高齢者
など、すべての利用客が気兼ねなく空港内を快適に移動できるようになる。
WHILLは、空港内での従来の車いすプッシュサービスから置き換えれば、スタッフの負担軽減だけでなく、安定した移動サービスの提供を通じた顧客サービスの向上にも貢献できるとしている。
運用は7時30分から21時まで。ステーションは保安検査場通過後に1か所、商業エリアに1か所置かれる。