高速道路「全長トップ3」、全部知ってる？ 最長路線は国内唯一600km超だった
国内で最も高い山といえば富士山だが、国内で最も長い高速道路がその路線かご存じだろうか。果たしてその路線を行く車窓には、どのような景色が広がっているのか。
1位：東北自動車道（679.5km）
第1位は、東北地方を貫く東北自動車道（東北道）。
東北道とほぼ並走する形で走っている一般道の国道4号線も日本一長い国道のため、高速道路・一般道ともに首都圏から東北地方への道路が最も長いことになる。
埼玉県川口市の「川口JCT」を起点に、群馬県・栃木県・福島県・宮城県・岩手県・秋田県を経由し、青森県青森市の「青森IC」で終点を迎える。
全長679.5kmという、第2位の中国道より100km以上も長い圧倒的1位の路線だ。
福島県より北は東北地方になるが、実は東北地方に入ってからの方が長い。
例えば起点の川口JCTから東北地方の中心地宮城県仙台市の「仙台宮城IC」が332.4kmなのに対して、仙台宮城ICから終点の青森ICは347.1kmとこちらの方が長く、東北道は仙台市でちょうど中間地点となっているのだ。
全線走行すると、関東平野から関東山地へ入り、東北地方では都市景観と山岳地帯から平野部ののどかな風景まで、ありとあらゆる風景が見られる。景色と走りそのものを楽しめることは間違いない。
ただし中国道と同様、岩手県の「岩手山SA」を最後に下り方面はガソリンスタンドが閉鎖されてしまっている。
給油できない区間が長くなるため、こまめな給油が求められる。