トヨタが「富士ミュージアム」を新設 収益は度外視、むしろ負担? いったいなぜなのか

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「富士モータースポーツミュージアム」が静岡県内にオープンした。収益を伴わない文化事業に、自動車メーカーが取り組む意義についてあらためて考える。

収益度外視でも開館・運営する意義

 かつてトヨタ博物館が開館した際、収蔵展示車のバリエーションの多彩さとそのコンディションの素晴らしさに驚かされた一方、モータースポーツ関連の展示はわずかであり「ちょっと物足りないね」という声はしばしば耳にした。

 今回、モータースポーツに特化した博物館が完成したことは、まさにその時の声に対する回答に他ならない。

 繰り返しになるが、これら博物館は自動車メーカーにとって収益を目的としたビジネスという意味では大きな負担になる。

 しかしそれでもやらなければいけないのは、日本の基幹産業たる自動車産業を未来に向けて育成する上での大きな足掛かりとするとともに、先人に対する敬意を明確にするという大きな目的があるものと筆者は理解している。

 一般公開は10月7日にスタート。コアなモータースポーツファンはもちろん、今まで見たこともない素晴らしいレースカーに接することができるという意味では、ライトなクルマ好きの人物にこそぜひ足を運んで欲しい注目の施設である。

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