トヨタが「富士ミュージアム」を新設 収益は度外視、むしろ負担? いったいなぜなのか

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「富士モータースポーツミュージアム」が静岡県内にオープンした。収益を伴わない文化事業に、自動車メーカーが取り組む意義についてあらためて考える。

日本初公開の展示車両もお目見え?

ミュージアムの外観(画像:富士モータースポーツミュージアム)
ミュージアムの外観(画像:富士モータースポーツミュージアム)

 オープン前から公開されているオフィシャルサイト上の画像から判断すると、

・1969(昭和44)年のトヨタ7
・同年のニッサンR382
・1970年に登場するも実戦での使用はかなわなかったトヨタ7ターボ
・1991(平成3)年のマツダ787B
・1998年のトヨタGT-ONE(TS020)

が確認できた。

 この他には、第1回日本GPに出走した日野コンテッサ900、ミッレミリアを通じて戦後のGTカーレーシングに大きな影響を与えたチシタリア202。戦前のグランプリカーであるサンビーム・グランプリ。トヨタ2000GTの耐久レース仕様車。トヨタ・スープラのグループAレースカー。セリカ・グループBのWRCカーなどを確認することができた。

 これらは、過去に何らかの形で一般公開された個体もあるが、日本初公開のものもある。この他の展示車両や同時に展示されると思われる資料類については、現地を訪れてみてのお楽しみといったところであろう。

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